トポロジーの発想―まるとさんかくを同じと見ると何が見えるか (ブルーバックス)



トポロジーの発想―まるとさんかくを同じと見ると何が見えるか (ブルーバックス)
トポロジーの発想―まるとさんかくを同じと見ると何が見えるか (ブルーバックス)

商品カテゴリ:物理学,化学,数学,地学,科学,学習,知識
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悪い意味での典型的な新書スタイル


 くだけた文章に必要のない笑いの要素。手描き風イラスト。これぞ昔ながらの典型的な新書スタイル。

 書名が『トポロジーの発想』であるにも関わらず、カンジンの「トポロジーの発想」について最後まで明確に語られていない、という印象を受けた。何せ最終章である第13章の章題が「トポロジーの発想」、つまり、最後の最後にようやく語られるのである。全体として、トポロジーと何らかの関連のあるトピックを単に並べただけ、という印象。しかも多くの章では内容も浅いと思う。どうやら、全体を読んで通底する「トポロジーの発想」を読者自ら感じ取れ、ということらしい。

 後半の「次元」や「非ユークリッド幾何学」「オイラー標数」等についての章はそれなりに面白かったので、新書とはいえ体系だった書物になっていないのが非常に残念。


美人もそうでない人も、みんな同じ

「みつを」のようなレビュータイトルを書きましたが、ストッキングとハンカチは同じ、美人もそうでない人も、みんな同じ。あまりなじみのない考え方かと思いきや、路線図も、地図などもトポロジーの考え方でできていて、まさに日常にたっぷり、トポロジーの概念が生きています。
興味のない学問だと思いつつ、自分の勉強に必要なので読んでみましたが、とてもわかりやすく、もっとトポロジーについて知りたい!と思わせられました。
一見、つかみ所が無いが…

そんなの当り前だと思うことも、切り口を変えればなかなか深い。
日常に溢れている様々な情報も、トポロジーや次元といった概念で「少し斜めに」見てやればとても新鮮に感じられる。
グラフ、次元、トポロジーが難しいことは抜きにして、あくまでコンセプトとして書かれているため、数学的な知識は全く必要ない。

数学の一分野ではなく「物の見方」としてトポロジーを考えさせてくれる。



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